50代60代のニューシニア講座「働き方・暮らし方・学び方・遊び方」

<サンプル> 人生後半戦の新おとな学入門

50代60代から働き方を変えるとは仕事を替えることか


50代60代の働き方を変えるということはどういうことなのでしょうか。転職・副業・起業という働き方の変え方は50代60代に限ったことではありません。50代60代からは人生後半戦を見据えた働き方として、転職・副業・起業を考えることになります。


◆人生後半戦は下り坂である

50歳では経済的・社会的に下り坂になるということがピンと来ない人が多いと思います。ですが、55歳ではどうでしょう、60歳ではどうでしょう、と順に年齢を追って考えるといつかは下り坂になるのです。もし5年以内にピークを迎えると感じた人は、働き方も暮らし方も生き方も変える必要があるのです。


◆下り坂とはピークの後

経済的・社会的ということではなく、個人的なこととして肉体的・精神的にはどうでしょうか。体力は維持できているか、ポジティブな考えは持っているか、と考えたときになにがしかの衰えを感じているかもしれません。下り坂というのはピークを迎えた後の期間のことです。


◆下り坂は終活ではない

大企業のトップでも、一国のトップでも、人生の最期があります。最期だけを考えると終活ということになってしまいますが、下り坂は長く続くのです。下り坂の期間にどのように働くかが人生後半戦のライフプラン(人生計画)になります。まずは計画の前にどのようにしたいか、戦略を立てることが必要です。


◆3パターンの人生戦略

人生戦略には、「ひとりで生きる」「誰かと生きる」という2つのパターンと、2つのパターンを組み合わせるという考え方があります。「ひとりで生きる」というパターンを考える人は少ないと思います。ここで人生後半戦の働き方を考えるときには、「ひとりで生きる」ことを敢えて考えることになります。


◆ひとりで働くとすると

会社勤めの人が「ひとりで働く」こと考えるということは、すべてのことを「ひとりで行う」と考えてみるということです。誰かに頼むときは対価が発生すると考えてみてください。このことが考えられなければ、本来は転職・副業・起業はできないのです。


◆独立心を持てるか

50歳になったら「独立心」を持てるか持てないかによって、働き方を変えることができるかできないかが決まります。独立心があるからと言って独立した方がいいと言うことではないのです。独立心を持たなければ人生後半戦は働けないのか、と言うとそういうことでもありません。働き方が違うということです。


◆独立しないで働く

独立心を持っていても独立しないで働く方法とは、会社との雇用関係を客観的に見るようにすることです。例えば、会社から支給される給与の他に自分が受けるメリットを考えることです。他方で独立心を持っていない場合は、会社が決めたルールに従うだけですのでメリットもデメリットも考える必要はありません。


◆転職も独立して働くこと

50代60代で独立するということは、前述の「ひとりで働く」ということ、誰かに頼むときには対価が発生するということを十分に理解しているということです。転職は自分という商品価値を売ることと同じですので、「ひとりで働く」ことの延長線上にあります。


◆副業も独立して働くこと

副業は、本業に対しての副業ですので、独立心をもって別の仕事をすることになります。独立心のないアルバイトは副業とはなりません。副収入を得る手段ということです。起業は、起業して独立することと考えられがちですが、独立しないでも起業を行うことができます。


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50代60代の働き方を考えるには、人生後半戦の展望ができるかどうかによって働き方を変えるか変えないかが決まります。働き方を変えるには「独立心」という自分を客観的に見る力が必要になります。転職・副業・起業は年齢を問わずにできますが、人生後半戦でのチャンスは少ないのです。

働き方を変えるということは仕事を変えることではありません。働き方に対する考え方を変えるということです。また、仕事の仕方を変えるということにあんります。