50代60代のニューシニアに贈る 「ミニマルビジネスの起業ノウハウ」

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50代60代ミニマルビジネス~情報はなんのために必要なのか


ミニマルビジネスの7要素を「ヒト」「モノ」「カネ」と順番に考えてきました。今回は「情報」です。「情報」には「外部情報と内部情報」「発信情報と受信情報」があります。これらの情報はなんのために必要なのでしょうか。


◆情報社会というのは

情報社会と言われて久しくなりますが、情報は人間が言葉を使う前からあったのかもしれません。言葉を使うようになり、文字を使うようになり、情報の伝達ができるようになりました。さらに通信の発達により、より速くより遠くに情報伝達ができるようになりました。


◆ヒト・モノ・カネの情報

経営資源が「ヒト・モノ・カネ」の3つだと言われていたときにも、すでに「ヒト・モノ・カネ」の情報は存在していました。ただそれぞれが独立して存在していて複合的に考えることも考えようともしていなかったのです。「情報」を独立させることで複合的に複雑に考えることができるようになりました。


◆外部情報と内部情報

「ヒト・モノ・カネ」は内部情報ですが、同じように他の人や組織、社会の情報もあります。これらが外部情報です。ビジネスは外部との関係によって行いますので、内部情報だけでなく外部情報も必要になります。良いものを作れば売れるというのは内部情報中心の考え方、売れるものが良いものだというのが外部情報中心の考え方と言えます。


◆情報受信と情報発信

情報には3つの段階があります。1つは情報の受信です。情報があっても受信する力や方法がなければ情報としての勝ちはありません。2つめは情報の蓄積です。情報を受信できても蓄積することができなければ役に立てることはできません。3つめは情報の発信です。情報の発信をしなければ情報自体が存在しないのと同じことです。


◆ミニマルビジネスの情報

ミニマルビジネスの情報とは、主に自分自身の情報と商品・サービスの情報となります。まず自分に関心を持ってもらうこと、次にどういう人間かということ、自分を信頼してもらえるかということから始まります。これらの方法は起業や組織で行うパブリック・リレーションズと同じです。


◆情報発信と情報受信

情報発信には方向が必要です。ミニマルビジネスでは、360度、上下左右に情報を発信することはありません。情報を受信して欲しい人に向けて情報を発信することが重要です。さらに情報を受信する人が、受信する方法を持っていることも必要です。情報の発信と受信はペアで考えなければなりません。


◆ミニマルビジネスの情報

ミニマルビジネスの内部情報はすべて手の届く範囲で構成します。したがって内部情報にかける力は小さくてすみます。外部情報は自分の置かれている環境と状況に関する情報よりも、ビジネスの相手である顧客の情報にかける力を大きくします。


◆顧客は基本的に1人

自分のミニマルビジネスで扱える顧客の数はどのくらいでしょうか。1万人の顧客を1人で対応できるでしょうか。顧客は基本的に1人です。1人の顧客だけに向けてのビジネスということではなく、1度に1人ということです。1対1の関係をどれだけ多く持てるかがミニマルビジネスの成立を左右します。


◆今日のひとことふたこと

ミニマルビジネスは少ない経営資源で行います。少ない経営資源にすることで内部情報量は少なくなります。その代わりに外部情報、特に顧客の情報を重視してビジネスを行います。1対1の関係はワン・トゥ・ワン・ビジネスとも言われますが、それだけではありません。


「1対1」は、1人対1人だけではなく、1人に1つのモノ・サービスということです。つまり100人の人でも1つのモノ・サービスであれば多くて100パターン、同じパターンがあれば重複することによる利益が望めます。ニッチ戦略でもあるのです。