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マイナポイントの申し込みは7月1日から
7月1日からマイナポイントの申し込みが始まった。マイナポイントが付与されるのは2020年9月1日から2021年3月31日までの期間に発生した利用金額に対してである。付与ポイントは利用金額の上限20000円の25%、すなわり付与ポイントの上限は5000ポイントになる。
まだ先の話だし、5000ポイントならすぐに上限になると思いのんびり構えていた。先日の新型コロナに対するる一律100000円の特別給付から比べればインパクトは小さく思えてしまう。消費税の増税対策とキャッシュレスの促進を目的としていたが、100000円の後では焦る必要もない。
一度申し込むと決済方法を変えられない
ところが焦る人もいるもんで、早々にマイナポイントの申し込み手続きの相談が舞い込んできた。マイナポイントはどの決済方法を選ぶかによって申し込みの方法が異なる。その上、一度申し込むと他の決済方法に変えることはできないというルールがある。
これからマイナポイントに対応する決済方法が増えるのでじっくり考えてからでも遅くはないし、後出しジャンケンと同じで後から参加した決済方法の特典が大きいかもしれない。例えば電子マネーWAONでは9月1日以降に20000円をチャージすると5000ポイントのマイナポイントとしてのWAONポイントの他に2000ポイントのWAONポイントが付加される。
それでも焦るのはと特別給付金のせいか
それでも100000円の特別給付金が遅かったせいか、早め早めの申し込みを試そうとしている人がいるようだ。私の場合はマイナンバーカードは手元にあるしパスワードも覚えている。パソコンにICカードリーダライタを接続し使っているのだが、相談というのはスマホで申し込もうとしている人からだった。
新型コロナでパソコンサポートを行い、在宅ワークのサポートも行い、さらに外出自粛が解けた後もなにかと相談が舞い込んできていた。乗り掛かった舟だと思い、手続きの方法を調べてみた。
マイナポイントの予約・申込方法を読んでみた
なるほど、こりゃ大変だ。そもそも「スマホで読み取る」ということから説明しなければならない。私はなんちゃらPAYよりもNFCでの決済を使っているので、そもそも・・ということはないのだが、スマホが対応しているのかどうなのかを調べなければならない。
前述のマイナポイントの申し込み手順の途中に「電子証明書の読取り可能なスマートフォン(iOS/Android)に関するトラブル」というリンクがある。このリンク先は公的個人認証サービスとなっており、対応スマホの一覧がPDFで掲載されている。
もう1つ、マイナポイントの「よくある質問」に「マイナポイントアプリ対応スマートフォン(PDF)」が掲載されている。よく見るとこの2つのリストが微妙に違うのだ。現在私は先日届いたばかりの楽天miniでNFC決済を快適に行っているのだが、楽天miniは対象になっていなかった。以前はXPERIAを使っていたのので調べてみると、公的個人認証サービスのリストにはなく、マイナポイントのリストには載っていた。
手順通りにやってはみたものの
あとは手順に従ってやってみるしかない。ここからが時間がかかった。何度やっても読み取れないのだ。パソコンでICカードリーダライタからマイナポイントの申し込みに必要なマイキーコードは取得できた。ということは、マイナンバーカードに異常はない。スマホのアプリもダウンロードし直してみたが読み取れない。ということは対応スマホじゃないのか。
マイナポイントサイトの「よくある質問」の中に「エラーメッセージが表示され、上手く読み込めない。」という項目があった。エラーメッセージが出ていないので飛ばして読んでいなかったのだが、解決の鍵はここに載っていた。「金属の机の上では読み取れない場合があります」と。
私が使っている机はオフィス用の机である。たしかに表面は金属感はないがスチール製に違いない。そこで作業用のカッティングマットを敷いて、その上にマイナンバーカードを置き、さらにスマホを載せて読み取らせてみた。
なななんと、たったこれだけの違いで
アッサリつながった。
けっこう微妙なんだ、そう思わずにはいられなかった。果たして相談者がスチール製の机の上で行っているとは思えないので、たぶん他の理由で読み取れないのだと思う。これはリモートで説明できるだろうか。対応スマホの機種のリストの多さを見て、今日以降はマイナポイントの相談は受け付けないようにした方がよいかもしれないと思った。
前述のサイトを案内して、相談料として5000円もらうと言えば諦めるかもしれない、と頭を過ったりして・・。