職住隣接物語

札幌で在宅ライフワークをしている人

いまさらテレワーク、いまどきリモートワーク

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過去のテレワークと現在のリモートワーク

 

テレワークという用語が生まれたのが1970年代だというから半世紀も前のことである。そのころは携帯もなければFAXも家庭にはなかった時代だ。遠距離恋愛ならぬ遠距離勤務も憚られる時代に生まれた用語だ。

 

ところが一転、新型コロナ禍では在宅ワークと共にテレワークという用語も頻繁に使われるようになった。テレ(tele)という意味は「遠く・離れて」という意味があるとよく解説されている。職場以外の離れた場所で働くことをテレワークというようだ。

 

ところが離れた場所で働くには、コミュニケーションをどのようにして取るかということが重要になる。テレワークから連想するのは電話だろう。電話でコミュニケーションを取りながら仕事をするのなら1970年代からできただろう。

 

現代では電話の他にメール、チャット、ビデオ会議などいろいろな手段がある。FAXはさておきスマホ、パソコンなどもメール、チャット、ビデオ会議の道具となる。現代においてこれらのツールを使わない仕事は時代遅れである。

 

さらに電話とFAXを使っていた時代の仕事のルールと現代のツールを使った仕事のルールでは自ずと違いがある。新しいツールを古いルールで動かそうとするから在宅ワークが認めらずに職場至上主義がまかり通っていたのだ。

 

 

 

テレワークが「職場以外で働くこと」を意味するのであれば、リモートワークのリモート(remote)とはどう意味なのだろうか。こちらもテレと同じで「離れて」という意味で使われている。テレが電話を連想するのと同じようにリモートはリモコン(離れて操作する)ではないだろうか。

 

必ずしも操作するとは限らないので、リモートワークだと電話以外のツールもイメージしやすい(ということにしておこう)。リモートワークが可能になるとコミュニケーションやデータへのアクセスも一定条件の下で容易になる。

 

リモートワークで効果が出るのは、組織に勤めていてシステム管理部門(管理者)がある場合だろう。つまり職場から離れていても組織の一員であり、勤務している場所が職場ではないということだ。まわりくどいがここがポイントである。

 

組織には公式のルールも暗黙のルールも含めて多くのルールがある。それらは職場でのルールであり、リモートワークのルールではない。確かに在宅で働いていても組織の一員として働くのか、個人として働くのかでは大きな違いがある。

 

新型コロナ禍の下で取り敢えず在宅ワークを行うようになったとしても、もともとの組織運営が個人の集合体として組織運営されていたのか、組織の指示に従って仕事をしていたのかで異なる。前者なら在宅ワークで勤務できたとしても、後者ならば在宅ワークの問題点ばかりが目立っただろう。

 

 

 

リモート会議に必要なのは暗黙のルールではない

 

在宅ワークでは職場での「空気を読む・気を遣う・忖度する・顔色を伺う」というようなことはできない。職場の暗黙のルールが通用しないのである。これらをリモートワークでもルール化するのか、それともこれらに対応するツールを使うのかは組織の考え方となる。

 

少なくとも対面で行う会議とリモートで行う会議は違うことを主催者は頭に入れておくべきだ。上下関係、力関係、発言力、ボディランゲージなど対面での会議では有効だったことがリモート会議では平等になってしまう。

 

これからのリモート会議では、リモート会議に適したファシリテーター能力が必要になる。今までの会議の座長はもういらない(なんてな)。