職住隣接物語

札幌で在宅ライフワークをしている人

ブーカとウーダと新型コロナウィルス

VUCAとOODA|職住隣接物語  ngsw.net

 


まるで人生ゲームで最悪のマスに停まった、もしくはモノポリーで最悪のカードを引いてしまったような私の2月3月でしたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。年初に立てた計画とスケジュールが新型コロナウィルスで吹っ飛びました。しかたなく計画を立て直しており、ある意味正月気分になっています。

 

 

 

VUCA(ブカ、ブーカ)って言われても・・

 

昨年、OODAについて独学していた時に自ずとVUCAについて学ぶことになった。正直なところ自分の身にVUCAが新型コロナウィルスとして降りかかってくるとは思わなかった。新型コロナウィルスに対して個々人が状況を認識をして最適な対応策を検討しなければならない。


VUCAとは「 Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を組み合わせた用語である。なんとなくはわかったつもりだったが、自分の仕事でどうかかわってくるのかはピンと来なかった。


ところが新型コロナウィルスとなるとまさしくVUCAそのものではないかと感じた。身近なVUCAを感じた後は対応策を練らなければならない。VUCAにはレベルがあり、さらにその外側に2つの状況を加えて考えられている。

 

レベル 0:安定  Stable 制御できる状態で、前例踏襲または他者の模倣で対応

レベル 1:変動     Volatile 状況は不安定だが、現状の知識とスキルで柔軟に対応

レベル 2:不確実 Uncertain 状況が不安定で行動効果に変動があり予測不能なため、想定から見直し

レベル 3:複雑  Complex 経験のない事態だが、過去の行動効果の実績からある程度は予測可能なため、戦略から見直し

レベル 4:曖昧  Ambiguous 経験のない事態で、因果関係が分からず対応不能、ビジョン探求

レベル 5:無秩序 Disorder 予測できないカオス(Chaos)の状況で制御できない

 

 

 

どうでしょうか?

最近の新型コロナウィルスへの日本の対応をはじめ、各国の対応が目に浮かぶのでないでしょうか。

VUCAの時代に対応するためにOODAループが注目を浴び、近年の経営環境に用いられるようになったのだが、新型コロナウィルスの個人的な対応にも役立つのではないかと思う。

 

 

 

OODAループをもう一度読み直す

 

1年前に読んだ「OODA LOOP」を読み直してみた。

O:Observe (観察)

O:Orient (情勢判断)

D:Decide (意思決定)

A:Act (行動)

読んで終わっていた・・、それではループにはならない。

OODAにはビッグO(オー)と呼ばれるOrient(情勢判断)が鍵となる。「情勢判断」には5つの要素がある。 

Cultural Traditions (文化的伝統)

Analysis & Synthesis (分析・総合)

Previous Experiences (従来の経験)

New Information (新しい情報)

Genetic Heritage (受け継いだ遺産)

 
ポイントの項目をあげでみた。新年に立てた計画とスケジュールをひっくり返し、あらためて計画とスケジュールを練り直す前にやらなければならないことがある。それは「情勢判断」である。


「仕事・生活・健康」の3つについて情勢判断をしてみた。

順番は健康>生活>仕事>健康・・という順番だ。

決定的なのは新型コロナウィルスに注意しなければならないのは高齢者と基礎疾患持ちということだ。

そして「密閉・密集・密接」の「三密」を避けなけらばならない。


私は50歳を境目とした人生後半戦であり心臓に基礎疾患がある。ということは、現状の健康状態を維持しなければならない。


仕事の基本は在宅ワークなので「三密」とは縁遠いのだが、今年から講演・会議に出席する予定だった。おまけに東京へツキイチで行く予定も入っていたが、これらの予定はすべてキャンセルすることにした。(というかキャンセルになった)


生活はネットで買い物をすることが多いので心配はない。問題は冠婚葬祭・ボランティア・旅行を考えていたのだが、これらの多くを考え直さなければならない。

専門家の会議によれば50人以上の集会は控えるべきだということらしい。50人が30人、たとえ10人以下になろうとも人が集まるところへ出かけるのは控えることにした。旅行は海外には行けないし、移動時の密閉された交通機関にも乗る気はしなくなった。

 

 

 

4月1日から日本では新年度を迎える。今年の新年度は新型コロナウィルス年度になりそうだ。令和という元号が決まった時には明るい未来が見えたような気がしたが、令和の始まりは感染症で幕開けとは誰も予想しなかったろう。

 

文化的伝統に惑わされず、従来の経験に頼らず、行け継いだ遺産を棚上げして、情勢判断を行い、今年から来年にかけての戦略を練り直してみたい。