職住隣接物語 一生続ける仕事

札幌で在宅ライフワークをしている人

在宅ワークに必要なのはテクノロジーかテクニックか?

職住隣接物語

 

 

 

「日本人の『テクノロジーへの信頼度』主要国で最下位」だそうだ。どのような層に対して調査を行ったかはわからないが、日本人が「テク〇〇〇〇」と使うときには「技術」と「技能」という2つの意味で使っている。

技術と技能の違い

  • 技術
    • 知識のことである。
    • 教科書のように文書化したり、会話などで他人に伝達可能である。
  • 技能
    • 技術(知識)を使用し、作業を遂行する能力のことである。
    • 個人の中に熟成されるため、他人に伝達不可能である。

(Weblio 辞書)

技能は属人的であり、技術は属人的ではないというのが大きな違いだ。

 

また技術にも経験と器用さに基づく技能(スキル)に近い技術と、科学技術の科学理論を応用した技術とがある。経験を元にした技術は結果的に科学理論を応用していることもある。

日本人が「技術」という言葉を使うときには次のような意味がある。

技術の意味と使い方

  1. 科学技術 : Technorogy(最新技術、先端技術)
  2. 技巧   : Technique(アクセントは後ろ・テクック)
  3. 技術(的): Tecnic(技術工学、アクセントは前・クニック)
  4. 技能   : Skill(経験と器用さ、Techniqueと近似)

(筆者)

例えば表計算ソフトのEXCELは、当初はテクノロジーの賜物であった。その後、多くの表計算ソフトが商品として出てきたのは技術的に開発が可能になったからだ。EXCELが一般的になるとエクセル使いという技能が認められ、習得した者が出てきた。

 

 

 

時間の経過によって技術の意味と使い方が変わる

 

同じ技術でも時代によって、時間の経過によって技術の意味が変わってくる。時間がゆっくり流れていた時代は技能と技巧が評価されていた。日本人は技能と技巧が好きだ、そして大切にする。古いモノやコト、考え方を大切にする。日本の伝統が現代まで守られる所以でもある。

時間の流れが速くなるにつれて工学的要素が理論の裏付けとなり、科学技術として受け入れられてきた。古さを大切にする日本人の感性が弱点になってしまったのが科学技術を受け入れるスピードである。世界各国で起きてると言われる日本ブームは科学技術の発展のスピードの反動ではないかという気さえする。

在宅ワークで役に立つのは

在宅ワークを行っていると重宝するのが技巧(Technique)である。科学技術を応用するには設備と資金が必要になり在宅ワーカーには難しい。技能はインターネットのおかげで多くの経験者が集合知としてアップしてくださっているので在宅ワーカーでも手に届きやすい。

在宅ワーカーが必要なのは、インターネットや書籍、講演やセミナーで得た知識を自分でも行うことができる技巧(Technique)である。技巧は単一なテクックではなく複数のテクックの組み合わせであることが多い。

もし在宅ワークを目指すのであれば、コツコツとテクックを身に着けておくことが在宅ワーカーとして継続できるか否かにつながる。技巧とは数学・物理・化学などの分野に関するものだけでなく、経済学・心理学・マーケティングについても同じである。

技は身を助く

私もインターネットがなかったら在宅ワークを行う気にならなかったろうし、PCの操作知識があったおかげで在宅ワークを行うことができている。「芸は身を助く」と言われるが「芸」だけではない、「技」も集めれば身を助けるのである。(感謝)

 

 

風姿花伝にはいろいろな訳書があるので読み比べるのもおもしろい。