ブログは簡単に始められる。無料ブログサイトに登録して、あとは入力して公開するだけである。誰でもできる。PCがなくてもスマホやタブレットでもできる。
難しいのは「読まれる」ことだ。別に読まれなくてもいいというなら別だ。また非公開ブログにするのであれば読まれることを意識する必要もない。
ブログを書く目的は3つある
1つめは、自分の考えていることを整理するために書くブログである。手書きでも入力でも書くということは頭の中で一度整理しなければならない。頭を使うことが目的となる。
2つめは、記録することである。何を記録するかは自由だが、テーマに沿って記録することによって後で見直すことができる。書いているうちになんでも書きたくなるが、それもまたいい。
3つめは、自分の考えをオープンにすることである。おそらくブログを書くことに抵抗がある人はオープンにすることに抵抗があるのだろう。オープンにするにはメリットもデメリットもある。
メリットはネット上の当事者になることでネット社会にデビューすることだ。自分のブログに賛同してくれる人が多ければメリット、少なくてもデメリットになることはない。
誹謗中傷・炎上・いじめなどなど
ブログに限らずネット上では直接のコミュニケーションは少ない。相手が見えないだけに好きなことが書ける。ブログ以上にSNSでは誹謗中傷・炎上・いじめが横行しているらしい。
「らしい」というのはSNSのヘビーユーザーではないのでよくわからない。ブログはコメント欄にスパムという迷惑行為があるが、コメント欄を表示させないこともできる。
ネット上でも実社会でも陰口はあるものだ。実社会では陰口は耳に入りづらいがネット上だと直接陰口が本人に届く。実社会では陰口を言うやつは好かれないのだがネット上なら平気なのだろう。
このようなことが気になるならブログは書かない方がいい。書いてもいいがオープンにする必要はない。日記に鍵をつけてしまい込むようなブログでもいいと思う。
ブログでなくてもSNSでもよいけど
ただ書くだけなら非公開SNSでもよい。Twitterでもfacebookでも鍵付きにすればよい。LINEのタイムラインを非公開にしてもいい。ただし検索するのは面倒なので記録としてはイマイチだ。
SNSはフロー型、ブログはストック型と言われている。最新の情報をチェックするのならSNSが優れているが、過去の投稿を検索するのは骨が折れる。
何度も言うがブログは過去の記事を検索できるのである。この違いというか特長を生かすためには記録しがいのある、検索しがいのある記事を書くことだ。
誰にとっての記録かといえば自分にとっての記録である。たまにその記録が他の人の役に立つこともある。そのくらいの考えでブログを書けばいいのだ。
50歳になったら人に話せることの1つや2つは持っていたいものだ。それをブログに書けばいいのだ。ドラッカー教授は斯くのようにおっしゃっている。